メニュー

翼状片

翼状片とは

翼状片とは白目(結膜)から黒目(角膜)にむかって、肉片のようなもの(結膜下の線維組織=翼状片)が伸びてくる病気です。

通常は鼻側に起こることが多いですが、耳側のケースもあります。

数日で急に大きくなることはありませんが、徐々に黒目の中心に向かって進展していきます。

原因

原因は不明ですが、慢性刺激(塵やほこりが多い場所・地域では多め)や紫外線暴露(農業従事者やサーファーなどに多い)が関係していると推測されます

外傷や角膜疾患(薬品などによる化学熱傷、異物除去後、変性疾患)などに続発して起こることもあります(偽翼状片=翼状片もどき)

症状

小さい場合は特に症状はありませんが、大きくなると見た目が目立つようになり、また血管も入り込むので赤目(充血)を指摘されるようになります

黒目の中心にかかるくらいになると、乱視が強くなり視力も低下します

治療

基本は小さい場合は経過観察で、大きい場合や視力に影響を及ぼした場合は手術です。

この病気の特徴は『悪性のがんではないですが、再発しやすい』です。見た目が気になって小さいうちに手術をすると再発し、より大きくなります。再発すると周りの目を動かす筋肉に影響し、複視(ダブって見える)などを起こし、難治になります。よって細胞の活性が低くなる年齢、できれば70歳以上で、かつ大きい場合は手術をします

手術方法

単純に切除する方法では再発率がやや高めにでます。よって翼状片組織を切除した後に正常な結膜組織を移動し縫い付ける方法や翼状片組織と正常な結膜の位置を移動する方法を当院では行います。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME