メニュー

近視抑制治療リジュセアミニ

★近視抑制治療 リジュセアミニについて

 

・参天製薬から発売

・国内初の近視進行抑制の点眼

 

2025年4月21日に、子どもの近視の進行を抑制する点眼「リジュセアミニ点眼薬0.025%」が発売されました。リジュセアミニ点眼薬は、参天製薬がシンガポールの国立眼科・視覚研究所であるシンガポールアイリサーチインスティテュート(SERI)と共同開発し、マイオピン0.025%点眼液と同様の有効成分(アトロピン硫酸塩水和物)で、日本で初めての近視の進行抑制を目的とした点眼剤となります。当院でも今まで海外輸入していたマイオピン0.01%製剤と0.025%製剤と同じ低濃度アトロピン製剤であり、リジュセアミニが国内で使用できることによりマイオピン点眼薬0.025%の国内での販売は終了となります。当院ではマイオピン点眼薬0.025%のお取り扱いは在庫限りとさせていただきます。(そろそろなくなります)。マイオピン点眼薬0.01%については引き続きお取り扱いを行います。

     

 

 

 

 

★リジュセアミニとマイオピンの違い

 

・1回ずつの容器

・防腐剤なし

 

リジュセアミニ点眼液とマイオピンの違いは、リジュセアミニ点眼液は1回ずつの容器にパッケージされ使い捨てになっていることで、防腐剤を入れなくても長期保存が可能になりました。5歳から18歳くらいまで長期の使用が想定されています。点眼薬に入っている防腐剤は短期なら問題になりませんが、何年にもわたる長期間使用の場合は、角膜に影響を及ぼす可能性があります。そのリスクを考慮して防腐剤フリーになっているリジュセアミニ点眼液が優れた特徴です。

 

★リジュセアミニの効果

・3年間で近視進行を抑制

 

参天製薬による臨床試験の結果、この点眼液を3年間継続して使用することで、近視の進行を抑える効果があることが確認されました。

リジュセアミニ点眼液0.025%−プラセボ(有効成分の入っていない点眼液)切替群の投与36ヵ月後における調節麻痺下他覚的等価球面度数の変化量は、プラセボ継続群に対して有意差が認められました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★副作用について

 

・重大な副作用なし

・軽微な副作用 羞明

 

問題となる副作用はほとんどないことがわかっています。低濃度アトロピンの副作用は、アトロピンの散瞳効果と調節麻痺効果によるしまぶしさ(羞明)と手元のぼやけがありますので、必ず就寝前に点眼するようにしてください。しかし、濃度が低いため程度は軽く、長時間続かないため、寝る前に使用すれば日中への影響は少ないことがわかっています。
リジュセアミニ点眼液の国内治験の結果では、9.0%(11/122 例)の子が羞明を訴えました。また、一部の子にアレルギー性結膜炎によるかゆみがでることがわかっています。点眼後、まぶしく見えたり、一時的に目がかすんだりすることがあります。

 

安全性解析対象症例* 122例  

副作用発現症例数(%) 19例(15.6%)

副作用の種類

発現例数(%)

眼障害

18(14.8)

羞明

11(9.0)

視力障害

4(3.3)

霧視

2(1.6)

調節障害

1(0.8)

眼瞼湿疹

1(0.8)

グレア

1(0.8)

瞳孔反射障害

1(0.8)

瞳孔障害

1(0.8)

神経系障害

2(1.6)

頭痛

2(1.6)

 

★治療対象となる方

  • 5歳以上のお子様で軽度~中程度の近視の方
  • 治療プログラムに従った通院・定期検診が可能な方
  • 医師により適応と判断された方

 両親が高度近視の方、、小学校低学年で近視と診断された方、 眼軸が年齢の割に長い方、近視治療に理解のある方は 早めの治療を推奨します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★リジュセアミニの使い方

寝る前に両目に点眼(1滴)します。

  • 手を石鹸でよくあらう
  • 1回分(1本分)の容器を切り離してください。
  • 容器の薬液が入っていない部分を持ち、容器の先端をねじって取り外してください。
  • 下まぶたを軽く下にひき、まぶたやまつ毛に触れないように1回1滴点眼してください。
  • 点眼後はまばたきをせず、しばらく(1~5分)まぶたを閉じて目頭のやや鼻よりを指先で軽く押さえます。あふれた液があれば、清潔なガーゼかティッシュで軽く拭き取ってください。

 

★費用について

 

リジュセアミニ処方は自費診療となります。(保険適応外)

健康保険や医療費助成制度は適応されません。

近視にかかわる検査、治療(メガネ処方、コンタクト処方)は自由診療となります。

 

初診料・再診料・検査・診察代金 3000円(税込み)

リジュセアミニ  4380円(税込み)

 

初回治療は1か月分処方となります。

まず1か月使用していただき、副作用のチェックで受診。

問題なければ最大3か月分処方します。

リジュセアの経過観察は基本3ケ月毎とします。

 

治療スケジュール(例)

 

 

費用(税込み)

内容

初回

7380円

検査・診察代3000円+薬費用4380円(1か月分)

1か月後

16140円

検査・診察代3000円+薬費用13140円(3か月分)

4か月後

16140円

検査・診察代3000円+薬費用13140円(3か月分)

7か月後

16140円

検査・診察代3000円+薬費用13140円(3か月分)

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME